合格体験記
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京都大学 工学部 工業化学科
H.A.さん
鳥取城北高校卒
一浪してずっと憧れていた京都大学に合格することができ、また、浪人中に勉強が辛くなった時に何度も読んでいた合格体験記をいよいよ私も書くことができてすごく嬉しいです。浪人して特に工夫した2点を紹介したいと思います。
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1つ目は共通テスト対策についてです。
共通テストで点を取るためにはもちろん学力も伸ばさないといけないですが、本番の想定をとことんやることが必要だと思います。京大工学部では共通テストは国語・英語・社会の文系科目しか使わないため、私は1日目にどうやって動くかを細かく決めていました。問題を解く時の時間配分だけでなく、昼食の量、昼寝の仕方やタイミング、トイレでの待ち方、休憩時間にやる勉強などまで決め、共通テストの2週間からは本番とほぼ同じように過ごしていました。共通テストの日はすごく緊張していたのですが、何度も練習した通りにやれば良いだけだったので、リラックスして解くことが出来ました。過去最高点となった科目もあったためすごく嬉しかったです。
ただ、2日目は何も考えていなかったため、数学の難化で調子を崩し大失敗となりました。このことからも本番の想定はすごく大切だと思います…。
2つ目は私大対策と国公立対策の両立についてです。
私大対策は傾向を知り、最低点や平均点を参考にして、国公立対策と両立しながらでも受かる方法を考えることが大切だと思います。私は私大の過去問を何年分も解くことはできないと思っていたので、国公立対策で補える科目で点をしっかり取る作戦で挑みました。
まず、受験する私大の過去問をそれぞれ1年分ずつ解きました。次に解いてみて相違点を探したり、ネットや赤本に書いてある対策の仕方を読んだりして自分に合う対策を考えました。
例えば、私は国立は京大、私大は慶應を受けたのですが、英語は傾向が全く違っていて慶應では点が取れないと判断し、傾向が比較的似ている理科で点を取る事にしました。最低点よりも20点ほど高くなるように無理のない範囲で目標を立てて、気になる科目だけ数年分の過去問を解きました。最低点を元に目標を決めることで自分のやらなければならないことがはっきりするし、無駄に不安になることも減るのでおすすめです。全て完璧にすることは出来ないので、自分なりに力を入れるところ、入れないところを決めるべきだと思います。自分で対策を練ったからこそ京大と慶應の両方に受かることができたんだと思います。
最後に、受験において1番大事なのは、当たり前かもしれませんが最後まで諦めないことだと思います。
私は高3の夏に初めて京大の模試を受けたんですが、その時の偏差値は40くらいしかなくて判定も1番悪いものでした。DやE判定ばかりで志望校を変えた方がいいのかと考えたこともありました。でも、どうしても京大生になりたい気持ちの方が強かったため京大志望を貫きました。浪人することにはなりましたが、浪人したことで初めて京大A判定を取ることができ、秋の京大オープンでは冊子にも載りました…!
また、京大の入試は2日に分かれていて1日目に数学があるのですが、私は数学で1完しかできず、1日目の時点で絶対に落ちたと思っていました。(ちなみに京大は誘導がついている問題が少なくて完答が必須なのでこれはマジでやばいです。)その日の夜は泣きながら寝たし、2日目も同じように失敗して落ちるかもしれないと不安でした。でも、せっかく今まで頑張ってきたんだから最後まで諦めずにやろうと思い、何とか切り替えて試験を受けてきました。このように、どんな時でも京大を諦めなかったから、最後には京大合格を勝ち取れたのだと思います!!
この合格体験記を読んでいる方の中には、私と同じように合格まで程遠くて苦しんでいる方もいるかもしれません。いくら頑張っても成績が伸びなくて、自分の頑張りは無駄だと思ってしまうこともあると思います。でも、報われるまで努力し続ければいつか努力は報われます。辛いかもしれませんが最後まで諦めずに頑張ってみてください!
その他合格校
慶應義塾大学 理工学部 学門E
慶應義塾大学 薬学部 薬化学科
東京理科大学 工学部 工業化学科
九州大学 理学部 生物学科
Y.E.さん
鳥取東高校卒
現役の時岡山大学に落ち、1年浪人し九州大学に合格しました。九州地方では九州大学最強なので、就職において、コスパ良く有利に進めることができます。(願望)
皆さんも九州大学を目指しましょう。
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○鳥取予備校の授業について
取っている授業は全て受けた方が良い。
九州大学はそれほど難しいことは問わないので全ての授業がタメになった。
授業を欠席して自習することがあったが、それは非常にもったいないことだったと思う。 授業を受けた上で満足いくほど自習することを目指すのがベストだろう。
○共通テストについて
Sクラス以上を受講していれば自学する必要は無いと思う。
○二次試験について
・英語
ターゲット1900で単語レベルは問題ない(490ページぐらいのやつもやった方が良い)
文法はそれほど難しいことが問われないのでSクラス以上を受講していれば問題ないと思う。英作文は添削してもらった方が良い。(2021から和文英訳がなくなりデータを読み取る自由英作文になっているので入念に対策して損は無いだろう)
・数学
過去問とその類題を春夏秋にかけて(九大オープンを受けるまで)やっていた。
2022入試問題集が恐らく予備校から配られる。それを授業で取り扱うもの以外の問題もやっておくことをおすすめする。過去問は2021から難易度が上がっている。以前は6.5割程度とることが要求されたが、2021からは5割取れれば御の字。
・物理
名門の森をやっていれば満点を狙えるだろう。
・化学
重要問題集をやっていれば満点を狙えるだろう。
○河合塾九大オープンについて
難易度や採点基準が本番に近く、そこでの点数は信ぴょう性が高いものと思って良いだろう。ただし、直近の入試問題の類題が出題されるため、昨年度の過去問を解いてない状態で受けることをおすすめする。
○最後に
浪人生の強みは二次力です。僕は共通テストで失敗してしまってD判定でしたが、逆転合格しました。演習量の足りていない現役生と差をつけましょう。
神戸大学 法学部 法律学科
H.T.さん
鳥取西高校卒
何から書いたらいいかわからないので思っていることから書いていこうと思います。あまりためになることでないかもしれませんが最後まで読んでもらえると嬉しいです。
一つ目は高い志をもつことだと思います。自分の中で一年間最後までやりきり,志望大学に受からせるためにはすごく努力しないと受からないと思います。春~夏くらいまでの模試では浪人生はどうしてもいい判定が出がちだし,そこにうかれて夏休み,秋に努力を積まなかったら残念な結果になってしまいます。だからこそ春にはやりきった,と思えるくらい一年間努力を続けて欲しいです。
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二つ目はとにかく勉強時間を確保することだと思います。そのためには規則正しい生活を送り,毎日予備校で朝から夕方(夜)まで授業&自習にとにかく時間を注いで欲しいな,と思います。時には友達と遊んだり自分の趣味に時間を注いだりしてもいいかな(自分も10時過ぎに家に帰って1時間だけは好きなことに当てていました)とも思うけれど,きちんとメリハリをつけてこなして欲しいと思います。
三つ目は勉強スタイルのことを書こうと思います。文系なので理科のことは割愛させてもらいます。
①英語
この科目は文理問わず大切で,時間をとにかく割いて欲しいと思います。英単語や熟語集はとにかく毎日時間をかけてターゲットなら1900語をほとんど完璧,と思える位やりこんで欲しいなと思います。授業では予習復習はもちろんのこと,分からないことがあったら辞書を使ったり,先生に聞きに行ったりして理解を深めて欲しいな,と思います。英語は苦手意識をもっている人も多いかなと思うけれど,努力して時間をかけていればおのずと結果がついてくると思います。
②国語
自分は国語が苦手で(文系なのに),現役の時にはなかなか成績が出せずにいました。だからこそ鳥予備では国語の授業をちゃんと受けたし,特に古文・漢文は文法事項,古文単語などをしっかり押さえることで得点はとれるようになると思うので,共通テストだけでしか国語を使わない人も国語に時間を割いて欲しいなと思います。
追記:直前講習の時期だけになってしまうかもしれませんが,2次試験に国語がある人は是非国語科の先生の添削はほんとうにいいのでうけて欲しいなと思います。
③数学
文系の人は数学が苦手…と思ってしまう人も多いかな,と思います。数学こそ自分のもっている参考書をひたすら解くことが大事です。解法を暗記することは良くないと思うけれど,新しい問題にいろいろ取り組むのではなく,模試で「あのときに参考書に載っていた問題と似ているからこうしたら解けるな」と問題を見た瞬間に判断できるくらい参考書を使いこんで欲しいなと思います。
④社会
自分は世界史と倫政しかしてないので日本史や地理をしている人にどれほど役にたつか分かりませんが,教科書,資料集,単語帳は時間のある限り覚える努力して欲しいなって思います。文系の人は共通テスト,私立と社会を使うことが多いし,やれば得点源になるし,やればやるほど伸びる科目の一つだと思うので頑張ってください!
どの科目もちゃんと志望大学に合格できるほどの得点をとれるようになるには大変だと思うけれど,鳥予備の先生は分からないところがあって聞きに行けば親身になっておしえてくださると思います!
最後になりますが,一年間最後までやりきることは本当に苦しいし,模試の成績が返却されて落ち込むこともあると思います。しかし模試では自分の改善点をみつけて反省し,次の模試・本番でその失敗をしないようにしていけばおのずと結果はついてくると思います!またどこかでみなさんの良い結果が聞けることを願っています!
その他合格校
同志社大学 法学部 法律学科
同志社大学 経済学部 経済学科
関西学院大学 法学部 法律学科
東京大学 文科一類
匿名希望さん
私は現役の時にも東京大学文科一類を受験したのですが,わずかに合格点に届かず,鳥取予備校で一年間学ぶことを決めました。不合格だったことに対して残念な思いがある一方で,習得しきれてないと感じる科目もあり,また首都圏をはじめ新型コロナウイルスの流行が心配されていた時期でもあったので,鳥取予備校でもう一年学ぶという選択肢はごく自然に受け入れられるものでした。
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一年間の学習を通して私が重点をおいていたのは入試本番で一点でも多く得点できるように,詳細な事項も含め,丁寧に学習することでした。一応,一通りのことは学んでいたので,現役の時におろそかになっていた部分や及んでいなかった部分を大切にしようと考えたわけです。今振り返ってみると,やはりこの姿勢は間違ってなかったと思います。一から学習しなおすのもひとつの有効な手段ですが,限られた時間のなかで,怠け者の私が最大限に学習効果を得るのにはこちらは向いていなかったからです。そういうわけで,習得しきれていない古典の文法事項を正確に覚えたり,英語の逐語的な読解や和訳をしたり,世界史の年表をきちんと暗記して前後関係を把握したりするよう心がけました。この時に大変有効だったのはスマホの暗記用アプリで,理解した気になっている内容を明らかにし,身体が自然に反応するようになるまで学習を重ねました。隙間時間を有効利用できますし,持ち物も減らせるのでこれはおすすめです。
授業や予備校の活用の仕方にも触れておこうと思います。授業は大事にした方が良いです。たぶん,これを読んでいる予備校の先生方は「お前が言うか!」とつぶやいていらっしゃると思うのですが,授業は大事だと私は思っていました。なぜ大事かというと,授業が束縛してくれるからです。それは正常な生活リズムを保つための束縛であり,学習内容の束縛であり,集中力を保つための束縛であり,試験本番には時間制限があるということを忘れないための束縛です。授業についていく限り,着実で落ち着いた学習ができます。授業はすべての学習の拠点です。授業のペースが遅いと思うならば,辞書を引くとか参考書を参照するとか,いくらでもその時間を充実させることができると思います。もちろん,後期になると,自習したいと感じることも増えますが,集団性の煩わしさを学習のモチベーションへと昇華する場として授業は大いに活用できます。同様のことが自習についても言えます。なまけ癖のある人は規則や束縛を外部化し,積極的に予備校の自習室を利用しましょう。
以上,粗雑ではありますが,私がお話しできることのなかで特に大事だと思ったことを書いてみました。読んでくださった皆さんの今後の学習の一助となれば幸いです。また,最後にはなりましたが,懇切丁寧に添削してくださった先生方をはじめ,授業等でお世話になった鳥取予備校の先生方には言いようのない感謝の念が募るばかりです。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
その他合格校
早稲田大学 社会科学部 社会科学科
京都大学 工学部 電気電子工学科
F.S.さん
八頭高校卒
この一年間で一番の失敗だと思ったのは初っ端の学習計画の立て方です。僕は初めネットからたくさんの情報を集めて大まかな道筋を立てていましたが,すぐに計画から外れてパーになってしまいました。参考書を終えるのにかかる時間から,単語暗記のペースまで思っていたのと全くズレていたからです。
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何をどれくらいすれば何ができるようになるかというのは実際にやってみないと分からないものです。合格者の参考書ルートなんかとても魅力的ですが,その人と自分の足りない所は同じではなく,伸び方も異なるということがそこでやっと理解できたし,間違いなく勉強において自分のことを理解しているのは自分自身だと思うようになりました。そこからは自分で考えてできる所は極力自分でやり,どうにも行き詰ってから外から情報を取り入れるようにしました。ただ,そういった我流の勉強をしていると不安でした。ふとした時に友達から別の勉強の仕方をしていると聞くと変な危機感を覚えました。ですが,このように人と同じだと漠然と安心するという心理には気を付けないといけません。例えば,ただボーっとして授業を受けていても,皆と同じ授業を受けたという事実だけで意外とやった気になってしまいます。そう考えて自分なりの勉強法を一年間貫きました。具体的にどんな勉強をしたかは書きません。他人には役に立たないと思うし,一年前の自分に教えたとしても役に立たないんじゃないかと思っているからです。ただ伝えたいのは他人にも色んな失敗をしたし,無駄だったなと思うことはたくさんあって,それでもなんとか合格する力を身につけるだけの時間はあったということです。現役のときよりもかなり長い一年だったと感じています。なのでぜひ,たくさん実験をして自分なりの発見をしていってください。心から応援しています!
その他合格校
早稲田大学 先進理工学部 応用物理学科
東京理科大学 理工学部 物理学科
同社大学 理工学部 機械理工学科
関西大学 システム理工学部 物理,応用物理学科
名古屋大学 経済学部 経済学科
U.Y.さん
鳥取西高校卒
タイトル 受験で大事なたった2つのこと
最初に断っておきますが,僕は名古屋大学に合格しましたが最初から成績が良かったというわけではありません。むしろスタートダッシュは旧帝大を目指すにあたっては普通の人よりは下だったでしょう。しかし今から言う勉強法を秋頃からという手遅れに思われる時期からでも実践して自分のものにするということで直前期に共通テストの点が1カ月で80点,2次試験の科目(国数英)も僅かな時期でワンランク,ツーランクもステップアップできました。ここでは誰でも今すぐ実践できる汎用性のある内容をお伝えしようと思います。
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受験で最も大切にしなければならない事が2つあります。1つ目は完璧の基準を高めることです。例えば英単語の暗記を例にとってみましょう。皆さんは英単語の暗記が完璧であるという基準をどこに置いているでしょうか。1単語1訳が出来ればOK,いやいやとりあえず全部の訳を覚えようよというような1単語に対する訳の量を基準に考える人もいるでしょう。確かにそれも大切だとは思います。ですがはっきり言ってその基準は甘いです。では完璧とは何を意味するか。それはその単語の訳やイメージが"瞬時に"口に出せるようになることです。みなさんはappleという単語を見た時,瞬時に「りんご」という訳が出てくるはずです。その瞬発力ですべての単語を完璧にする。瞬間的に見た単語に関する知識が溢れ出るようになる。そこまでやって初めて単語が完璧になったと思ってください。このことは英単語だけに言えることではありません。数学であれば見た瞬間その問題の解法が頭に思い浮かぶ,古文単語も英単語と同様に瞬時に訳が思い浮かぶ,社会も同様です。では完璧にするにはどうしたらいいのというところを2つ目でとりあげます。
では2つ目。2つ目は1冊の参考書の反復の回数です。みなさんは人間の脳が何度も何度も見た情報に対し,その反復回数に比例してより素早く反応できるようになることをご存じでしょうか。この素早さこそが先程説明した瞬発力となるのです。僕の周りでも単語帳を2周や多くて5周しかしていないという人がたくさんいました。しかしそれでは回数が十分でないため脳が情報に対して素早く反応してくれません。英単語であれば2000語レベルのものを少なくとも10周はするべきです。そんなの無理だよと思った人もいるでしょう。しかし1単語あたりにかける時間を少なくして完璧でない単語に対する回転率を向上させればどうでしょう。ここでポイントなのは目の前にあるタスクを完璧なものとそうでないものとで区別することです。何度も何度も反復するうえで完璧なものが増えていくはずです。完璧になった単語はどんどん飛ばして構いません。そして完璧でないものを短時間で効率的に反復してみると良いでしょう。完璧になった知識は自分の血肉となっているのでそう簡単に皆さんの元から離れることはありません。なのでどんどん飛ばして大丈夫。「何だこれ,全部飛ばせちゃったんだけど」となった時初めてその教材が完璧になったといえるでしょう。数学などでも同じ問題を何度も反復して,決して自分の中で曖昧にならない解法を増やしていってください。そして曖昧なものやわからないものをどんどん反復してください。数学は初見の問題ばかり出るから反復なんて意味ねえと思う人もいると思いますが,現実としてむしろ意外と同じような問題が使い回されていることの方が多いくらいです。実際僕が受験した大学の全てでそのような問題が少なくとも2題ずつ(3題中)は出題されました。結局大事なのは曖昧なものや分からないものの反復の回転率を上げることです。その見た回数に比例してみなさんはいつの間にか分からないものでも解法や訳が何となく思い浮かぶようになっているはずです。そうなればあとはそれらをまたどんどん反復して完璧にしていくだけです。英数に限らずどの教科にも言えることですので,是非1冊の教材を完璧に極めることを第一優先にしてみてください。ただ正直に言って個の反復の学習は最初はすごくめんどくさいと感じると思います。そりゃ同じ情報ばかり目にしているのですから退屈してしまいますよね。実際自分もそうでした。ですがそこは我慢してください。耐えて耐えて反復を重ねた末にみなさんが試験中の極限の緊張状態でも本当の意味で使える知識が手に入ります。逆にそれぐらい身につけば面白いように問題が解けるようになります。今まで分からなかった問題がスラスラ解けるようになります。是非参考書を浮気することなく,標準的な教材でいいので1冊を何度も何度も反復して,完璧な知識を身につけてください。
ちなみにぶっちゃけもっと効率的に記憶を定着させる方法も存在しますが,この方法は中々習慣化ができない人も出てくるのではと思ってあえて紹介しませんでした。しかし習慣化してしまえば反復学習の効果がさらに高まる素晴らしいものです。詳しく知りたい方は"分散学習"で検索してみて下さい。みなさんのご検討を祈っています。
その他合格校
同志社大学 経済学部 経済学科
関西学院大学 経済学部 経済学科
立命館大学 経済学部 経済学科
関西大学 経済学部 経済学科
自治医科大学 医学部 医学科
W.K.さん
倉吉東高校卒
僕は一年の浪人を経て自治医科大学医学部に進学することになりました。中部在住の僕が鳥取予備校に入ろうと思った大きな理由は合格実績です。毎年のように医学科や旧帝大を輩出しているのでよりよい環境で勉強に専念できると思ったからです。実際に入学してみて、彼らから刺激を受けることが良くありました。
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○幅広い志望校選び
僕は高校の頃から志望校が明確に決まっておらず、それが僕のコンプレックスの1つでした。同じような悩みをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、結論から言うと志望校は早くから決めておくことに越したことはないですが、遅くなっても問題ありませんし、別に志望校を絞りきる必要はないと思います。むしろ、進路にはこだわりを持って悩みに悩んでほしいくらいです。実際に僕は複数の大学、複数の学部を考えていて、最終的に共通テストの点数で出願先を決めました。
なぜ、志望校を早くに決める必要がないかと言うと、たとえ志望校を早くから決めていたとしても、やることは傾向の把握くらいで全ての問題を解く必要はないですし、またインターネットを使えば数時間で傾向を掴めるからです。それに勉強の多くの時間は基礎固めに費やすことになるので、実際に志望校の勉強に集中できるのは直前期くらいだと思います。いくら過去問で勉強したとしても過去問は過去の問題に過ぎず、同じ問題は出ないので直前期でも皆さんが今までやってきた問題を中心に勉強を続けるだけです。解法の精度を高めていくことが最重要です。アウトプットを目的に適度に過去問演習をするのが良いと思います。
志望校の話に戻ります。先程お話したとおり僕は共通テストの得点率、判定をみて出願をするようにしていました。出願の際に感情的になって安全策に走ったり、無謀な出願をしないようにあらかじめ得点率や判定で出願の基準を自分で設けていました。具体的に言うと医学部、農学部、理工学部と幅広い進路を考えていました。僕の将来の夢は「困っている人を直接助けたい」というものであったので、農業支援、技術支援や医療支援などいろいろな方法がありました。一つの学部に絞りきるのはもったいないと思うので幅広く進路を考えてもらいたいです。
そこで進路を考える上でお勧めしたいサイトがあります。「research map」という全国の大学、大学院の先生や研究者を専攻している学問から検索してくれるサービスです。皆さんが気になっている分野を入力していただくと、学部を跨いでその分野を研究している先生の一覧が出てきます。その中で気になった先生の情報をしらみつぶしに見ていくことで自分の興味のある分野を木を育てるように広げていくことができます。例えば、今まで農学系でしか考えてこなかった学問が理工学部でもできたりすることに気づけたりします。納得した進路を選ぶ上で皆さんの力になるはずなので、是非活用してみてください。
○勉強の向き合い方
勉強法に関して大事にしていたことが大きく3つあります。
①予備校の授業をペースメーカーとすること。
②自分のレベルにあった問題集で基盤を作ること。
③問題を正しく読んで解答すること。
これらの3点は当たり前のことのように思われますが、できていない人が多いです。僕もその一人でした。
①について
鳥取予備校の授業ペースは前期試験に向けて適切に設定されていましたが、内容がかなり発展的なものまで含まれていたので、自分の参考書で基礎を固めながら実力を確認する程度に利用していました。授業を受けていたら自然と学力が伸びるわけではないので、あくまでも授業をどうやって活用するのかを皆さん1人1人に考えて欲しいです。(もちろん、予習復習を欠かさなかったですし、それをやった上での話です)
②について
僕は現役時、前期試験を受けている最中、自分の知識が曖昧で自分の解答に全く自信がないまま解き進めていたので、浪人が決まった3月の初旬から基礎問題集から取り組みました。現役時は旧帝大、医学部を志望していた僕でしたが、いざやってみると問題が解けませんでした。簡単な問題でも解けず、衝撃を受けましたし、そこで初めて、以前の僕は典型的な失敗する受験生だったのだと思い知らされました。現役時は使っている問題集は発展的な内容で難しい。ただ、基盤となる知識が曖昧で難しい問題をいくらしても何も吸収できていない自己満足の勉強だったのです。前期試験当日に感じた自分の勉強法のまずさが具現化したようでした。それと同時に簡単な問題と基礎問題は全く別物だという気付きを得ました。基礎問題は重なり合い次第で難易度はいくらでも変わるのです。簡単な問題、難しい問題を分けているのは、ほとんどの場合が基礎問題の重なり度合いなので、難しい問題を解けないのはあなたの地頭のせいではなく、基礎問題が理解できていないから。それに尽きると思います。皆さんが簡単だ、解けたと思っている問題を本当に説明できるのですか?なぜそのような着眼点になったのですか?例題にあったから、という短絡的な答えではダメです。その状態では基礎問題が重なった時、つまり差がつく問題で解答できません。例題にあったようにではなく、その背景知識を使って〇〇が〇〇だから、、というように抽象化して現象を捉えないと力がつきません。
自分の実力にあった問題集で適切に何が問われているのかを理解していかないとほとんど意味のない勉強になってしまいます。ただ、それに自分一人で気づくのは難しいため、小さな疑問でも引っかかったことはなんでも遠慮なく質問していました。先生が常駐していたので、効率よく勉強できましたし、一回の質問だけでも得るものが多かったです。質問を通して自分の知識が確かなものになっていくのがわかりました。みなさんも恥じることなく先生を頼ってください。必ずプラスになります。
③について
これは当たり前のようでとても大事なことです。
問題には誰でも解けるようにヒントが散りばめられています。解けないというのはその要素が拾えてない、または気づけないことにあります。問題をそのヒントを拾うかのように正しく読みましょう。現代文を読むように、数値や変わった設定には丸を読んで状況把握を徹底していました。いくら基礎力をつけても問題を正しく読めなければ得点につながりません。皆さんもそうだと思いますが、分からない問題でも解答を見れば答えを理解できます。でも、それは負けです。できなかったことがたまたまだと思ってはいけません。そこに安心感を得てはいけません。知っていたのに出来なかったということは、問題を理解していなかった、基本問題を自分の武器にできるまで磨けなかったことを意味するからです。②③を徹底的にするかが完成度に直結します。是非皆さんにも取り組んでほしいです。
○遠い地域から通う人へ
僕は倉吉から片道50分かけて汽車で通学していました。通学時間が長ければ、敬遠してしまいがちだと思いますが通学時間を利用すればむしろ、いい効果が現れました。
僕は汽車の時間に間に合わせるために毎朝6時10分に起き、7時発の汽車に乗り、汽車の中で朝勉強を始めていました。公共交通機関を使うことで自分の勉強サイクルを固定でき、なおかつ絶対的な勉強時間を確保できました。それに汽車の中にはいろんな人がいたので程よい緊張感の中で勉強に集中できました。鳥予備は鳥取駅から歩いて5分の所にあるのでぜひ予備校の選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。
○浪人を決意した人へ
合格するまで長いようで短い1年が始まります。全落ちした人、自分の夢を諦めきれず悩みに悩んで浪人を決意した人など多くの境遇の方がいるはずです。しかし、理想とする人生のスタートラインを目指すというのは誰にでも当てはまっていることで、その高みに挑戦し、もがき続けることは意味のあることです。浪人期間は自分との戦いが大半を占めるので、とても辛いものでしたが、合格を自分の手で掴み取った時の喜びは格別なものでした。皆さんにも合格を掴み取っている自分を想像しながら必死に1日1日を取り組んでほしいです。皆さんの健闘を祈ります。
その他合格校
上智大学 理工学部 物質生命理工学科
関西学院大学 生命環境学部 環境応用科学科
鳥取大学 医学部 医学科
K.K.さん
鳥取西高校卒
私は一年間の浪人生活の末に,鳥取大学医学部医学科に合格することができました。この一年を通して感じたことを書こうと思います。中々の長文になってしまいましたが,良ければお付き合い下さい。
まず初めに,浪人生活は諦めないことが肝心です。浪人は伸びしろがない,夏までに高得点を取れなければ失敗する等々脅されることも多いですが,努力を続けていれば成績は上がっていきます。実際,私の鳥大医学科の判定は現役時には余裕のE判定で,最低でも二浪だと言われながらの浪人生活の始まりでしたが,勉強を続けていくうちに模試での点も上がっていき,本番では自己最高点を出し,1年で合格までたどり着くことができました。模試の点も上がったとは書きましたが,所詮模試は模試なので,点数や判定はあまり気にせず,自分の弱点を確かめ,補うために活用するのが一番だと思います。また,予備校について,自分の得手不得手に合わせた授業の選択も大事だと思います。単に授業を受けているだけでは成績は伸び悩むので色々試してみて下さい。私が特に良かったと思う授業は,共通テスト直前のハイレベル数学です。最初はその難易度に心が折れかけましたが,今思うと共通テスト前に難しい問題を解くことで,自分の実力も伸び,本番への心構えもできた気がします。自習室は各自のライフスタイルに合わせて活用しましょう。
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ここからは私の勉強法について,第1回の共通テストの感想をふまえながら,主に共通テストの話について書こうと思います。ただ,勉強法は本当に各人によって違うものなので,あくまでも単なる私の感想・経験談として読んでください。皆さんの自分に合った勉強法を見つけれる糧になれたら幸いです。
まず,全教科について言えることとして,1つのテキストを何周もしてやりこむことはとても大事です。1冊,答えを覚えてしまうくらいやりこむことができればその科目はかなり強みになると思います。テキストの難易度は各々にあったものを選ぶのが重要ですが,迷うならとりあえず有名なものを使ってやりこみましょう。また,自己分析も重要です。自分がよく間違える所を分析し,弱点を潰していきましょう。
英語→
共通テストでは文法や発音・アクセント問題が無くなった分文章量が増えていましたが,問題難度自体はそれほど高くなく,速読の練習をしていればセンターのときよりむしろ点が取りやすくなった印象でした。英文は読めば読むほど読むのが速くなるので,時間が足りないと感じた人はとにかく量をこなしましょう。もちろん,文章を読む上での最低限の単語・文法暗記は必須です。朝テストを活用して下さい。リスニングはやはり1回読みの難易度が高いなと感じました。大手予備校たちが出す共通テスト形式の問題集等,これまた量をこなして対策を練るのが重要だと思います。私は問題文をしっかり読んで文章の内容や答えを予測しながら聞くと,解きやすくなりました。
数学→
数学はやや難しめの問題に取り組むと実力が伸びやすい気がします。基礎固めももちろん重要ですが,難易度の高い問題にも手を出しておかないと応用のきかせ方が分からなくなってしまう科目だと思います。FGやチャートは基礎固めには最適ですが,それとは別に一冊ちょっと難易度高めの問題集を持っておくといいかもしれません。FGを隅々までやるのでも大丈夫だと思います。マークもZ会や駿台等が出している難しめの問題を解いておくと,本番での動揺が減る気がします。
国語→
私は理系なので,全部マークの話です。評論は何を言っているか分からない,となってしまう人は話の切れ目毎に自分の言葉でちょっとしたまとめを書くと文章の内容が頭に入ってきやすくなりますよ。現代文が苦手な人は毎日ちょっとでも解くのが大事だと思います。古文・漢文では単語・文法の暗記が超重要です。逆に,暗記さえしてしまえば10~15分程度で解けるようになります。私は大体評論30分,小説25分,古文15分,漢文15分を目安に解いていました。
理科→
私は生物・化学選択でしたが,正直最後まで苦手意識を克服できないままでした。生物はもちろん,化学も暗記がかなり重要な科目です。私が理科を苦手だった一番の原因は暗記不足だったなと感じています。問題集や参考書,図説を通して知識の穴を埋めることができればむしろ強みになる科目だと思うので,頑張ってください。
社会→
私は元々地理B選択だったのですが,地理は何を覚えればいいかすらも分からず,点数も50~60点と低迷していたので,6月に思いきって倫政に変えました。身近に倫政に長けた人がいたこともあり,その人の力を借りつつ過去のセンターの問題を分野別にまとめたテキストを利用し,内容の暗記を頑張りました。結果77点とあまり良い点とは言えないけれど私にしてはそれなりの点が取れたので変えてよかったと思います。
自治医大について→
自治はとにかく時間がないのが特徴です。特に数学は時間内にすべて解き切るのはほぼ不可能なので,解ける問題を確実にとるのが重要だと思います。問題自体は良問が多く,私は共通テスト対策の延長のまま取り組むことができました。一度時間を測って解いた後,解けなかった問題にとりくみ,間違えた問題を確認するといった流れでやるのがおすすめです。
長々と読みづらい文章に付き合っていただきありがとうございました。最後に食事と睡眠はとても大事です。よく食べよく寝,よく勉強しましょう。皆さんの検討を祈ります。
その他合格校
自治医科大学 医学部 医学科