頑張れ,受験生!

さて,共通テストまであと1か月半となりました。

いやでも緊張感が高まってきます。本番失敗したらどうしようとかいろんなことが,気になって勉強も手につかなくなる人もいるかもしれません。しかしどんな人でも必ず精神的なプレッシャーは感じています。「本番が近づけば,そんなもんだ」とさらりと考えて,本番当日をいい状態で迎えられるようにしていきましょう。

まず,この時期に大切なことは,日常生活のリズムを崩さないということです。残り時間が刻々と少なくなっていくこの時期は,生活関連の時間を削ろうとする受験生も多く見受けられます。しかし,睡眠時間を削ったり,就寝時刻を遅くしたり,食事や息抜きの時間を極限まで減らすというスタイルは,逆に悪影響を与えることが多いので注意しておきたいです。また,生活のリズムということでいえば,当然,夜型から朝型へのシフトはしておかなければいけません。深夜の勉強グセがある人は本番までに,修正し,体を慣らしておくべきでしょう。ちなみによく言われていることですが,起床してから脳が本調子で動き始めるまで,だいたい3時間かかります。したがって,本番の試験スタートの時間より少なくとも3時間前には起きるという習慣を今からつけておきましょう。また,朝型へのシフトと合わせて意識して欲しいのは,起床後の頭の回転をよくする方法を自分なりに見つけるということ。ごく簡単な計算問題を解く,前夜勉強した内容をざっと見直すなど,軽いウォーミングアップ程度でいいと思います。一見すると些細なことに思うかもしれないが,スムーズに脳を動かすためには,意外と侮れない習慣です。イチローのバッターボックスでのルーチンワークのように。

また,勉強に臨むときは,解答時間を意識することを徹底して欲しい。これは本番

シュミレーションのひとつであるが,志望校の試験時間や共通テストの配点から割り出した,1問あたりにかける時間内で確実に解くトレーニングは,何度もしつこいほど繰り返さなければいけないことです。本番は時間との勝負。このことを肝に銘じて,自分に厳しく取り組んでおきましょう。

もうひとつ,本番シュミレーションということでいえば,試験本番当日のタイムテーブルに即した練習を何度か行うことも必要です。練習日には,全て試験のスケジュール通りの時間割で,過去問を解いてみる。集中力はどこで途切れやすいのか,疲れはどのあたりから出てくるのかなど,体の感覚も把握しておくといいでしょう。いくら頭では理解していたつもりでも,本番ではメンタル面に悪影響を与えるアクシデントなど往々にして起こりやすく,そうした状況を切り抜けるためにも,事前にシミュレーションを繰り返しておくことが重要です。

日々寒さが厳しくなっているので体調に気を付けてラストスパート頑張って,思い残すことのない状態で試験に臨めるよう最善を尽くして下さい。健闘を祈っています。

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