Weathering With You
先日、新海誠監督の「天気の子」を家族で鑑賞しました。
前作の「君の名は。」を楽しめた人は、本作も面白かったのではないでしょうか。
ところで、「天気の子」のサブタイトルは “Weathering With You” でした。
動詞の ‘weather’ はあまり聞いたことがないので、鑑賞中気になって仕方ありませんでした。
帰宅後、辞書で調べると、
他動詞 ①(物)を風化させる
②(嵐・困難など)を乗り越える
自動詞 (物)が風化する
‘with you’ が続いているので自動詞ですが、「あなたと一緒に風化する」がサブタイトルでは、
ホラー映画?になってしまいます。
やはり「あなたと一緒に困難を乗り越える」と解釈するのがふさわしいと思います。
いずれにしても大学受験では、動詞の ‘weather’ が出題されることはないでしょう。
狙われるのは、不可算名詞としての ‘weather’ です。
不定冠詞がついた ‘a weather’ とか、複数形の ‘weathers’ という形は存在しません。
新海監督のメッセージは「私たちには明日がある!」だったかもしれませんが、
不可算名詞に明日 はありません。