今日は誕生日
こんにちは。数学科のTです。新年の始まりということで,数学の勉強の仕方についていくつかアドバイスを挙げたいと思います。
皆さんの数学の勉強においては「問題が解けるようになる」ことが最終目的でありそのための勉強を進めていくべきです。まず,問題を解くためには
① 読解力 ② 公式の知識 ③ 適応能力 ④ 計算力
などが不可欠なものであり自分は何が欠けているのか?ということを常に自問しながら勉強を進めていく必要があります。
①について…まず問題文を読んで解くわけですが,問題の意味をあまり考えずに
解いている人も結構見受けられます。例えば,解という言葉に対して
も実数解と書いてあるのかどうかで受け取り方が変わってきます。
②について…知っているか?どうかではなく,その公式を導く過程やその考え方
や意味など。この部分の深さで③の力が変わってきます。
③について…求めるものに対して,どうやって求めるのがベストな方法か?
と方法をいくつか吟味して,その方針で突き進むことができるか
どうかです。例えば三角形の面積だけでも公式が5,6個以上あり
ベクトル?三角比?平面図形?などといろいろな方法が考えられます。
④について…数学にとって計算なくして問題が解けることはほとんどないでしょう。
展開,因数分解,微分,積分と数学の計算の種類は分野ごとに存在
します。計算力で数学のテストの出来は左右されます。
どのような勉強をしたらいいのですか?とよく相談されます。そのときは
「同じ問題を何回も解いて確実に解けるようにしておくことが大切」
と答えます。数学という教科はその問題ができるか?どうか?が試されます。できることを維持することが重要です。試験では出来ないことがどれ位詰めれたか?ということよりかは,出来ることがどれだけ正確に出来たか?ということで結果が出ると思われます。今の時期では出来ないことを出来るようにしておくことも当然大切ですが,最終的には確実に出来ることがどれ位あるか?ということが試されると意識して勉強すべきでしょう。
そのためには,これと決めた教材を何度も繰り返し解き返す事が大切ですね。
問題集をあれこれ手を出すのは数学では危ないと思います。
(注意:英語などの知識量が試されるような教科であればいろいろ手を出したほうがより場合もあります)