アメフトの「タイムマネージメント」という考え方

こんにちは、英語科Fです!

.
私のすぐ前にブログを書かれた先生が
スポーツ(バスケや卓球)のことを少し話題に出されたので、
私も学生時代にやっていたアメリカンフットボールの話を
ベースに少しブログを書きたいと思います。
.
アメリカンフットボール(以下アメフト)というのは
昨年のW杯で日本中が熱狂したラグビーによく似ていますが、
あのラグビーをもっと安全に、もっとエキサイティングに
楽しめるようにしたいと考えた大昔のアメリカ人が
改良に改良を加えて作り上げた、
エンターテインメント性が極めて高いスポーツです。
.
そのエンターテインメント性を高める要素の一つに
「タイムマネージメント」があります。
.
例えばラグビーやサッカーでは、
試合時間(時計)は審判が管理していて
試合の途中で時計を止めるかどうかは
審判側の判断に依ります。
勝っている側は早く終わらせたいし…
負けている側は早く終わらせたくないし…
でも、あくまでも時間管理をするのは審判。
試合終了のホイッスルが吹かれるまでは
ほぼ全力のまま戦い続けるしかありません。
.
一方、アメフトでは、
時計を進めるか止めるかは
プレーヤーのプレー選択に依って決まります。
当然、勝っている側は早く試合を終わらせたいので
時計を止めないで時間を消費しやすいプレーを選択しますし、
逆に負けている側はなるべくプレー機会を確保しようとして
時計を進めないで済むようなプレーを選択します。
.
勿論、勝っている側は勝っている側で
「相手が時計を止めるプレーをしてくる」のが分かっているので
それを阻止するようなプレーを選択するし、
負けている側は負けている側で
「相手が時計を進めるプレーをしてくる」のが分かっているので
それを邪魔するようなプレーを選択します。
.
さらにもっと言えば、
アメフトでは得点の種類がラグビーよりも多いので
「この残り時間からすれば、このプレーとあのプレーで
これくらいの時間を使って、それぞれ何点と何点を入れて…
そしたら逆転できる」
などと実に細かく計算を立てながら試合を組み立てます。
.
よって、アメフトは、
ラグビーのように激しいコンタクトスポーツではありますが、
それにプラス、かなり頭を使うスポーツでもあるのです。
この頭を使う要素があるので、やる側も見る側も
最後の最後までエキサイトしながら楽しめるんです。
.
で、この「タイムマネージメント」を
受験勉強にも応用させて考えるならば、
まずは今の自分のことを
「得意なこと」と「苦手なこと」、
「時間のかかること」と「短時間でできること」、
「成果が点数に大きく反映できるもの」と「そうでないもの」、
といった観点で分析してみてほしいです。
その上で、入試本番(共通テストや二次試験)までの
残り日数から計算して何にどれだけの時間を割けば
自分は一番得点を伸ばせて志望校の合格ラインを超えられのるか、
ちゃんと考えてもらえると良いのではないかと思います。
.
アメフトの根底にある考えは、
「時間は自分の選択と行動により無駄なものにもなるし
有効なものにもできる。常に最大限に活かすべし。」
というものですが、それは受験勉強も一緒です。
時間という有限のリソースを無駄にしたいと思う人など
一人もいないと思いますが、最大限に活用できているかどうか
ということに関しては、誰しもが振り返って考える価値があると思います。
.
ぜひぜひ、振り返ってみて、
もっとよく有効に時間を活用できる方法がないか考えてください。
.
頑張ろう!!!!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です