物理の勉強(夏バージョン)

今回は物理の勉強法について書こうと思います。

 

理系の人の多くは物理を2年生以降も続けることになると思いますが,学習は順調でしょうか?勉強のポイントを学年ごとにまとめておきますので参考にしてください。

 

まずはじめにどの学年にも言えることですが,物理は「習うより慣れろ,理屈はあとからついてくる」という教科です。よく「理解してから解け」と言われますが,高校数学で習う内容が数学より先に出てきたりするのでそれは難しいと思います。ですので苦手な人も「理解できてないけど,答えがあっていればOK」くらいの軽い気持ちで始めてみましょう。

 

高1生

2年生以降にも通じることですが,高1の段階で重要なのは理解することではなく,「図を描き,それを式に表す」ことです。説明を受ければ理解できるけどテストになると…という人は例題レベルでよいので練習しておくと効果的です。公式の意味などは数学をもう少し習わないと(最終的には高3の内容も含む)理解できないので「マネしたら解けた!」で十分です。テスト前以外にも解いて慣れておくことが重要です。

 

高2生

高2の内容が入試において70~80%を占めているといってもいいくらいです。習う内容も一気に増えるので整理できていない人も多いのではないでしょうか?入試を意識し始める人もいると思いますが,基本的には高1でやってきたことの延長線上にあります。「図を描く→式に表す」は力学分野で引き続き大切です。2年生くらいから「理解して解く」ことを意識していきましょう。人に説明するのも効果的です。

 

高3生

マーク模試で60~70点くらいになるまでは,共通テスト対策だけやりましょう。教科書や学校の問題集,過去のセンター試験の問題やマーク模試を解くなど何をつかってもいいと思います。重要なのはここから。解いた後の直しをしっかり行うかで差がつきます。「図の意味をつかみ,マネして描く→それを式に表す」という流れは変わりません。入試対策ではさらに「つくった式がどういうグラフの形になるか」をつかむことが必要になります。

二次対策はその延長線上にあるので,扱う問題が変わってもやることは変わりません。普段授業を受けている人に話していますが,物理の出題には流行があるので,夏のうちは志望校の過去問を解くより過去2~3年のいろんな国公立の大学(なるべく志望校と同じレベルか少し上がオススメ)を解いてパターンをつかむことで差が付きます。

 

夏期講習でも上記のことを意識しながら授業しますので,この機会に受講を検討してみてください。

また,高1生は9/2(水)より「高1物理」が開講します(同日に「高1化学」も開講)。体験もできますので夏期講習の講座と合わせてこちらも検討してみてください。

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